J-SOX効率化のポイントを学ぶためには
2011年4月5日更新
上場準備企業、とりわけ上場準備の初期段階にあるベンチャー企業にとって、いわゆるJ-SOXは未知の領域といえる。それだけに、無駄な作業や過重な監査手続に翻弄されることなく、効率的に準備を進めていきたいものだ。そんな上場準備企業にとって参考となるのが、3月31日に金融庁より公表された「内部統制報告制度に関する事例集」だ。
これは、「事業規模が小規模で、比較的簡素な構造を有している組織等において、資源の制約等の下、様々な工夫を行い、内部統制の有効性を保ちつつも、効率的に内部統制の評価等が行われていた事例」を、昨年末から今年の1月にかけて、企業、監査人等から収集し、取りまとめたもの。21にのぼる効率化の事例に加えて、数点のチェックリストサンプルも収録されている。
同時に、「内部統制報告制度に関するQ&A」も改訂・公表された。こちらは、あらたに2問が追加されている。あわせてチェックしておきたい。