東京都が、今年の4月から地方税ポータルシステム(eLTAX)を利用した電子納税をスタートさせます。
東京都では、これまでもeLTAXを使って電子申告・申請は可能でしたが、納税はできませんでした。今回は、その電子納税ができるようにするわけです。電子納税ができるのは、法人事業税・地方法人特別税・法人都民税、事業所税(23区内)です。これにより、eLTAXを利用して、申告から納税までの手続が一貫して行えるようになります。
eLTAXを利用した電子納税とは、銀行などの金融機関の窓口に足を運ぶことなく、インターネットバンキングやモバイルバンキング、ATMで納税することを可能としたものです。これまでは、法人事業税・地方法人特別税・法人都民税、事業所税(23区内)について、eLTAXで電子申告をしたにもかかわらず、税金自体は納付書を持って金融機関や都税事務所の窓口で納付しなければなりませんでした。
なお、eLTAXで電子納税できるのは、法人事業税、地方法人特別税、法人都民税の「本税の納付」「延滞金の納付」「加算金の納付」「見込納付」となっていて、事業所税(23区内)については、そのうち「見込納付」はできません。さらに、領収証書が発行されないので、必要な場合は従来どおり納付書により金融機関等の窓口で納付することになります。
国税庁のホームページから入っていける所得税の確定申告書作成コーナーについて、パソコンのWindows VistaでInternet Explorer 7を通じて開いた場合、画面遷移が正常に行われないケースがあることが分かりました。
国税庁では、急きょ確定申告書作成コーナーの画面が正しく表示されないときの対処方法について同庁ホームページなどで告知しています。
その具体的な対処方法としては、「Internet Explorer 7を管理者として実行する方法」と「『お気に入り』に登録する方法」とがあります。
まず、Internet Explorer 7を管理者として実行する方法ですが、一番目にInternet Explorerのアイコンを右クリックし、「管理者として実行(A)」をクリックします。すると、「ユーザーアカウント制御」のダイアログが表示されるので、「許可(A)」をクリックします。利用者が登録しているスタートページが表示されれば終わりです。これにより所得税の確定申告書作成コーナーが正しく表示されますが、作業完了後は、ブラウザを終了し「管理者として実行」を解除しておく必要があります。
一方、「お気に入り」に登録する方法ですが、まずはじめに「確定申告書等作成コーナーへ」のリンクボタン上で右クリックし、『お気に入りに追加(F)』をクリックします。次に「お気に入りに追加」ダイアログが表示されるので、『追加(A)』をクリックすれば設定終了です。作業をはじめるには、メニューバーの「お気に入り(A)」から、『確定申告書等作成コーナーへ』をクリックすれば「確定申告書等作成コーナー」のトップ画面が正しく表示されるので、そのまま作業を始めることができます。
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